料紙


料紙について

書道のかな文字を書くために加工された紙を総称して「料紙」と呼びます。料紙には

様々な装飾加工が施されます。その技法には染加工、具引加工、箔加工(砂子振、切箔振、野毛振)、版木加工(型打ち、摺り出し、蝋ゼン)、揉加工、継紙加工(切り継、破り継、重ね継)などがあります。そして実際にはこれらの加工が単独、或いは複合し施されます。

平安時代の後半(1112世紀)、日本独自のかな文字の発達に伴い、料紙加工技術も頂点を迎え、多くの「古筆」と呼ばれる古典が残されています。古今和歌集、和漢朗詠集、万葉集を書写したもので、その見事な料紙は千年を経た現在でも輝きを失うことなく、見るものを魅了しつづけています。

 

料紙の新たな活用について

「料紙」はかな書道の用紙ですが、文字が乗らなくても素敵な美しさを具えています。額装にしてお部屋のインテリアに利用したり、扇面にして家具の上に置いてみたり、工夫次第で雅な空間を演出することができます。絵画や版画作品とはひと味違ったテイストの新たなインテリアをお楽しみください。

唐紙(行成紙)用版木

孔雀文

二重獅子唐草文

花唐草文

大華文


<版木仕様>

●サイズ:b4(36.4cm、縦25.7cm) 

●半懐紙サイズの唐紙が制作できます

●版木材質:山桜(挽き板) 大変堅い木です

●文様:逐次追加予定です

●価格:要問い合わせ